サッカーを楽しくするための生活&夏期事故予防について(案)
インターネットのホームページより引用
まずスポーツマンとして常識としてして欲しいのは、
(1)毎日なるべく野菜を多くとる。(多くとれない時は野菜ジュースでの補充も可)
(2)スポーツの前にはゴハン、パン、ウドンなどの炭水化物や糖質(甘いもの)を
多めにとる。
(3)運動後や夕食では肉、魚、豆腐、乳製品等のたんぱく質を多くとる。
(4)午後8時半を過ぎたらなるべく間食や糖分の多いジュース類をとらない。
(5)睡眠は寝る時刻、起きる時刻を規則的に、毎日8時間以上眠るようにする。
(6)甘いものやスナックを食べたくなったら、運動前だけにして麦茶などを飲んで
我慢する。
(7)運動中に水分は我慢せず、よくとる。
バナナには『ブドウ糖』、『果糖』、その合成物である『ショ糖』、『デンプン』が豊富に含まれています。
まず、ブドウ糖や果糖は吸収後すぐにエネルギーになります。
これに対し、ショ糖やデンプンはエネルギーになるのに時間がかかります。
つまり、摂取後長時間に渡ってエネルギーを供給してくれるわけです。
また、バナナには『カリウム』も豊富に含まれています。
カリウムは心臓の働きに直結する非常に重要な物質で、この不足は心臓疾患につながりかねないことは既に述べたとおり。
このカリウム、下痢になると急激に流出してしまいます。暑熱時のスポーツの事前チェックに下痢が含まれているのはこの為です。
フォエ選手が薬を服用していたのは下痢をしていたからということで、プロ選手でも体調を考えずプレーすると死に至ります。
さらに、バナナには『マグネシウム』も豊富です。
マグネシウムはカルシウムの吸収を助けるもので、これが不足すると、いくらカルシウム(つまり牛乳)を摂取しても骨にはなりません。
牛乳の代名詞とも言えるカルシウムは、疲労回復効果やイライラの防止にも役立ちます。
つまり、バナナジュースは、
・運動時のエネルギー維持
・スポーツ時の突然死の大半を占める不整脈の予防効果
・成長期の骨格形成の補助
・疲労回復
・精神の安定
等に効果を期待できる食品と言えるわけです。
わが家では、夏場は練習前、試合前は必ずバナナジュースを飲みます。
練習前のバナナジュース、いいですね。
その後、サッカーバックにバナナを1本入れておくのも良いようです。
運動をしている時には筋肉を動かすために糖質が十分に足りていれば動きますが、
激しい運動をして足りなくなるとタンパク質を壊して補うようになってしまそうです。
でも、運動の後30分以内に糖分が体に入ると、分解しているタンパク質が合成に向かうことがある。
そこで練習が終わった後は30分以内にバナナを食べるのもGOOD!
少しおなかに何か入れることで、その後の夕食の食べすぎを防げれますし、
夕食を食べ過ぎないと翌朝の食事が美味しい。
心室細動は予防措置について
-万一発生しても対処を誤らなければ延命確率は50%以上あります-
『予防措置』
心室細動は体内のカリウムが不足すると発生します。カリウムは疲れているときは尿に解けて排出されてしまいます。
ですから、夏場の疲れやすい時期には練習に行く前に『バナナジュース』を一杯!バナナにはカリウムが沢山含まれています。
もっとも、最大の予防措置は暑熱化の基準に従って大会中止をすることでしょうね。
それでも大会をやるというなら、親が責任を持って休ませることが大切です。
『事後措置』
心室細動は初期段階での心肺蘇生術と8分以内の細動除去装置による治療が必要になります。
ですから、子どもが倒れたら即座にゲームを止めなくてはナリマセン。
コーチの多くは消防署の救急救命講習を修了しているはずですが、ゼヒ、保護者の皆さんにも心肺蘇生術をマスターしていただきたく、お願いいたします。
細動除去装置はヨーロッパでは広く普及している装置で、今回のような大会でスタジアムにナゼ無かったのかというくらいのものです。ゆえにFIFAも特に装置のことに言及したのだと思うのですが・・・・・。
とにかく、1秒でも速く病院に連れて行く必要がありますから、子どもが倒れ、反応がない場合、即座に救急車を呼ぶ必要があります。恥ずかしがったり、躊躇している場合ではないということですね。
試合中のフォエ選手の急死は確かにショッキングな出来事であり、私も地域の子供達
をお預かりする立場として「運動中の体調急変」は常に頭に入れて置かねばなりません。
これからの季節、「熱中症対策」や「救急処置」といった知識を持ち、実地講習を受
けておくことも必要です。
しかし今回のフォエ選手のように非常に高いレベルでフィジカルを酷使するアスリー
トと少年少女を同一視するのは、ある意味で過剰反応かも知れません。
季節の寒暖等の諸条件や子供達の年齢に応じてその日の運動量、運動強度をコントロ
ールし「体力強化」より「安全衛生」に重点を置いた練習や試合参加を心がければそん
なにひどい事態はまず起こり得ないというのが私の経験則です。
少年サッカーの現場において案外見落とされているのがサッカークラブの体質、指導
者の姿勢にもとづく子供達とのコミュニケーションの欠如という問題です。
何の前触れもなく子供の体調が急変するということはないとは言えませんが、ほとん
どの場合は予兆があり、本人に自覚もあるはずです。
ここで言う“コミュニケーション”、つまり子供達がコーチに対して「苦しい」、「
辛い」、「体がおかしい」ということを何の躊躇もなく言える雰囲気や人間関係があれ
ばプレー中に突然倒れるような事態はまず起こらないはずです。
実際、私達のクラブでは普段から子供達に「具合がおかしい、苦しいと感じたらすぐ
にコーチに言いなさい。試合中でも練習中でもいつでも構わないから調子が悪い時はす
ぐに教えなさい。」としつけています。
これが例えば練習においてコーチがその日の予定メニューの消化状況やメンバーの習
熟度合いにばかり熱中し、かつ“鉄は熱いうちに撃て!”とばかり運動強度を上げるこ
とに過度に熱心な場合、子供達の中に具合の悪い子がいてもなかなか言い出せないもの
です。
私の場合はサッカーを通じて子供達に“今自分はどんな状況にいるか?”という自覚
や“今自分は何をどうしたいか?”という自立心を身につけて欲しいと考えていますし、
自分の健康に対する自己管理もできるようにならなければいけないことだと考えていま
す。
しかしながら少年サッカークラブあるいはその指導者の中にはこうした広い意味での
予防措置やそこにおいて最も重要なコミュニケーションを軽視している、あるいは無視
する人がまだまだ多く、同様の考え違いをしている保護者もあって問題が表面化してい
ない「現実」があり、そのことのほうが大きな問題だと感じています。
熱中症は体内の水分と食塩が発汗によって失われる結果起こる症状です。これらの症状を予防する方法として、ブドー糖または砂糖を含む水を飲むことの重要さを述べています。
食塩と水とブドー糖が小腸に入ってくるとブドー糖は食塩(NaCl)のNa(ナトリウムイオン)と結合し、小腸の壁を通して小腸の組織内に吸収される結果、Naを組織内に引き込み、小腸組織内の浸透圧が上昇し、腸管内の水が小腸組織内に急速に入り、体内の水分と塩分を増加する結果、脱水を修復することになります。砂糖は小腸内でブドー糖と果糖に分解され、そのブドー糖が上述したような働きをします。
米国CDCによると、高温または高熱の患者に与える飲み水は,1L(リットル)の水に1グラムの食塩(食卓塩でよい)と20グラムのブどー糖(または砂糖40グラム)を溶かしたものをいわゆる「運動飲料」の代用として使用すると報じております。
練習中や試合中に適量の水分を摂取することは、選手個々の能力向上(疲労の軽減のため)に役立ちます。逆に試合や練習中の体重の1.4%弱の脱水(発汗量に対して水分補給が不足した場合)で運動能力は3?20%(個人差があるため)低下し、脱水による5%の体重減少は作業能力の30%の低下を認めます。
また脱水は発汗量を減少させ体温を高めます(熱中症を起こしやすくなる)。このことにより様々なゲーム局面においての認識能力・判断能力を低下させます。では暑い環境下ではどれくらいの量の発汗があるかと言うと、サッカーを例にとりますと日本サッカー協会の調査では1試合で2?2.55Lで体重の2.8?3.14%と報告されており、日本代表チームの試合形式の3時間の練習で2.8Lと体重の3.76%の発汗量があります。
しかし1995年全国中学大会にて平均1試合2.44Lと体重の4.28%の発汗量があり、その環境の苛酷さが浮き彫りになりました。またサッカーに限らず夏の大会の問題点として、試合もそうですが、開会式の時間の長さも問題になります。過緊張な心理と、早めの待機と、待機場所の狭さ、式の最中整列場所の過密さで選手間の通気が悪く特に選手・役員と観衆のわりに狭い冷房能力がないかあっても弱い屋内で顕著となり、さらに屋外では炎天下に選手の多くは無帽か脱帽しており体温が上昇しやすくなります。
特に開会式直後の試合のチームは既に練習しており脱水・熱中症には特に注意が必要である。チーム指導者だけでなく主催者側の配慮も怠ってはいけません。
何が良いか・どんなものがよいかいろんな意見があり、市販されている物も、多種多様にありますが、飲んだ水が素早く体内に吸収されることが大切です。さらに持続的な運動中の速効的に役立つエネルギー補給の必要もあります。そこで水分摂取の時の注意点をいくつかあげます。
A 糖分が3?6%で、塩分が0.2%程度の水がよい。(多くの市販のスポーツドリンクが含まれる)
B 0?5C程度の冷たい水が飲みやすく・吸収しやすく・冷却効果がある。
C 摂取時期は「喉が渇いてから」では遅すぎ「渇く」前に15?20分間隔で
D 開始前には500mlを2?3回にわけて、試合中は1回200ml程度
E 試合・練習の前後の体重を測定し、適切に水分摂取出来たかを確認する。(体重減少は2%以内に)
4 水分は具体的にいつ摂取するといいのか
A 開始前に450?500mlとっていると発汗が促進される。早朝開始でも夜間発汗しているので水分摂取は忘れずに
B 15?20分置きに200ml程度とることが理想的。
C ラグビーやサッカーなどの試合中はただの水を補給しハーフタイムに、500mL程度糖分・塩分を含んだものをとるようにする。
D 3時間を越えるトライアスロンなどは、補給水分はただの水は不可、塩分濃度を少し濃いめに。
E 1時間以内の強い強度の運動(バスケットボール・ハンドボール)の場合は、途中での補給水分は糖分がなく塩分だけでも可。(開始前は糖分必要)
F 試合・練習終了後も400?500ml補給する。
等、インターネットから調べたものを羅列してみました。指導者も気を付けて見ていますが、一番お子さんを見ているのは親御さんであると思いますので、朝少し、体調が悪い場合は無理をせず、休ませる勇気も必要と考えます。少なくとも監督、コーチに一言いってあずけて下さい。